sp_dbcmptlevel (Transact-SQL)

適用対象:SQL Server

特定のデータベース動作を、指定されたバージョンの SQL Server と互換性を持つよう設定します。

重要

この機能は、 SQL Serverの将来のバージョンで削除される予定です。 新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。 代わりに ALTER DATABA Standard Edition 互換性レベルを使用してください。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

  
sp_dbcmptlevel [ [ @dbname = ] name ]   
    [ , [ @new_cmptlevel = ] version ]  

引数

[ @dbname = ] name 互換性レベルを変更するデータベースの名前を指定します。 データベース名は、識別子の規則に準拠している必要があります。 namesysname で、既定値は NULL です。

[ @new_cmptlevel = ] version データベースに互換性を持たせた SQL Server のバージョンを指定します。 versiontinyint で、既定値は NULL です。 値は次のいずれかである必要があります。

90 = SQL Server 2005 (9.x)

100 = SQL Server 2008 (10.0.x)

110 = SQL Server 2012 (11.x)

120 = SQL Server 2014 (12.x)

130 = SQL Server 2016 (13.x)

リターン コードの値

0 (成功) または 1 (失敗)

結果セット

パラメーターが指定されていない場合、または name パラメーターが指定されていない場合、sp_dbcmptlevelはエラーを返します。

名前がバージョンなしで指定されている場合、データベース エンジンは、指定されたデータベースの現在の互換性レベルを表示するメッセージを返します。

解説

互換性レベルの詳細については、「ALTER DATABA Standard Edition 互換性レベル (Transact-SQL)」を参照してください

アクセス許可

このプロシージャを実行できるのは、データベース所有者、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバー、および固定データベース ロールdb_owner (現在のデータベースを変更する場合) だけです。

参照

データベース エンジン ストアド プロシージャ (Transact-SQL)
ALTER DATABASE (Transact-SQL)
予約済みキーワード (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)