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Service Broker エンドポイント

SQL Server では、SQL Server インスタンスの外部での Service Broker 通信のために、Service Broker エンドポイントを使用します。

エンドポイントは、ネットワーク経由で通信する SQL Server の機能を表す SQL Server オブジェクトです。各エンドポイントは、特定の種類の通信をサポートします。たとえば、HTTP エンドポイントは、SQL Server が特定の SOAP 要求を処理できるようにします。Service Broker エンドポイントは、Service Broker メッセージをネットワーク経由で送受信できるように、SQL Server を構成します。

Service Broker エンドポイントは、トランスポート セキュリティおよびメッセージ転送のオプションを提供します。Service Broker エンドポイントは、特定の TCP ポート番号で受信待ちします。

既定では、SQL Server のインスタンスには、Service Broker エンドポイントは含まれていません。このため、既定では、Service Broker はネットワーク経由でメッセージを送受信しません。SQL Server インスタンスの外部でメッセージを送受信するには、Service Broker エンドポイントを作成する必要があります。Service Broker エンドポイントの作成方法の詳細については、「CREATE ENDPOINT (Transact-SQL)」を参照してください。1 つのインスタンスに含めることのできる Service Broker エンドポイントは 1 つだけです。

セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

Service Broker エンドポイントを作成すると、SQL Server は、エンドポイントで指定されているポートで TCP/IP 接続を受け入れます。Service Broker トランスポート セキュリティでは、そのポートに接続するために承認が必要です。SQL Server を実行しているコンピュータでファイアウォールが有効化されている場合、そのコンピュータのファイアウォールは、エンドポイントで指定されているポートでの着信接続と発信接続の両方を許可するように構成されている必要があります。Service Broker トランスポート セキュリティの詳細については、「Service Broker トランスポート セキュリティ」を参照してください。