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sys.dm_os_child_instances

更新 : 2006 年 7 月 17 日

親サーバー インスタンスから作成されたユーザー インスタンスごとに 1 行のデータを返します。

sys.dm_os_child_instances から返される情報は、各ユーザー インスタンスの状態 (heart_beat) を判断し、SQL Server Management Studio または SQLCmd を使用したユーザー インスタンスへの接続の作成に使用できるパイプ名 (instance_pipe_name) を取得するために使用できます。ユーザー インスタンスがクライアント アプリケーションなどの外部プロセスによって開始された場合のみ、ユーザー インスタンスに接続できます。SQL 管理ツールではユーザー インスタンスを開始できません。

ms165698.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
ユーザー インスタンスは、SQL Server 2005 Express Edition のみの機能です。
データ型 説明

owning_principal_name

nvarchar(256)

このユーザー インスタンスに対応するユーザーの名前です。

owning_principal_sid

nvarchar(256)

このユーザー インスタンスを所有するプリンシパルの SID (セキュリティ識別子) です。この値は、Windows SID と一致します。

owning_principal_sid_binary  

varbinary(85)

このユーザー インスタンスを所有するユーザーの SID のバイナリ バージョンです。

instance_name

nvarchar(128)

このユーザー インスタンスの名前です。

instance_pipe_name

nvarchar(260)

ユーザー インスタンスを作成すると、アプリケーションから接続するための名前付きパイプが作成されます。この名前を接続文字列中で使用することにより、ユーザー インスタンスに接続できます。

os_process_id

int

このユーザー インスタンスに対応する、Windows プロセスのプロセス番号です。

os_process_creation_date

datetime

このユーザー インスタンス プロセスの前回の開始日付と時刻です。

heart_beat

nvarchar(5)

このユーザー インスタンスの現在の状態 (ALIVE または DEAD) です。

権限

サーバーに対する VIEW SERVER STATE 権限が必要です。

解説

動的管理ビューの詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「動的管理ビューと動的管理関数」を参照してください。

ユーザー インスタンスに接続する方法については、「ユーザー インスタンスに接続する方法」を参照してください。

参照

その他の技術情報

管理者以外のユーザーのためのユーザー インスタンス

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース

履歴

2006 年 7 月 17 日

変更内容 :
  • 概要に説明を追加し、例を追加しました。

2005 年 12 月 5 日

変更内容 :
  • owning_principal_sid_binary 列の説明を追加しました。