sys.dm_os_child_instances (Transact-SQL)

親サーバー インスタンスから作成されたユーザー インスタンスごとに 1 行のデータを返します。

重要な注意事項重要

この機能は、将来のバージョンの Microsoft SQL Server では削除される予定です。新しい開発作業では、この機能の使用を避け、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正するようにしてください。

sys.dm_os_child_instances から返される情報は、各ユーザー インスタンスの状態 (heart_beat) を判断し、SQL Server Management Studio または SQLCmd を使用したユーザー インスタンスへの接続の作成に使用できるパイプ名 (instance_pipe_name) を取得するために使用できます。ユーザー インスタンスがクライアント アプリケーションなどの外部プロセスによって開始された場合のみ、ユーザー インスタンスに接続できます。SQL 管理ツールではユーザー インスタンスを開始できません。

注意

ユーザー インスタンスは、SQL Server 2008 Express のみの機能です。

データ型

説明

owning_principal_name

nvarchar(256)

このユーザー インスタンスに対応するユーザーの名前です。

owning_principal_sid

nvarchar(256)

このユーザー インスタンスを所有するプリンシパルの SID (セキュリティ識別子) です。この値は、Windows SID と一致します。

owning_principal_sid_binary  

varbinary(85)

このユーザー インスタンスを所有するユーザーの SID のバイナリ バージョンです。

instance_name

nvarchar(128)

このユーザー インスタンスの名前です。

instance_pipe_name

nvarchar(260)

ユーザー インスタンスを作成すると、アプリケーションから接続するための名前付きパイプが作成されます。この名前を接続文字列中で使用することにより、ユーザー インスタンスに接続できます。

os_process_id

Int

このユーザー インスタンスに対応する、Windows プロセスのプロセス番号です。

os_process_creation_date

Datetime

このユーザー インスタンス プロセスの前回の開始日付と時刻です。

heart_beat

nvarchar(5)

このユーザー インスタンスの現在の状態 (ALIVE または DEAD) です。

権限

サーバーに対する VIEW SERVER STATE 権限が必要です。

解説

動的管理ビューの詳細については、SQL Server 2008 オンライン ブックの「動的管理ビューおよび関数 (Transact-SQL)」を参照してください。