旧バージョンの Visual C++ からのプロジェクトのアップグレード

ほとんどの場合、旧バージョンの Visual Studio で作成されたプロジェクトを開くことができます。ただし、こうしたプロジェクトは、開くときにアップグレードされます。アップグレードされたプロジェクトを保存すると、旧バージョンの Visual Studio では開くことができなくなります。

重要 : 重要

既に変換されたプロジェクトを変換しようとすると、再変換によって既存のファイルが削除されるため、その旨を確認するメッセージが表示されます。

アップグレードされたプロジェクトおよびソリューションの多くが、変更なしで正常にビルドできます。ただし、一部のプロジェクトについては、設定、ソース コード、またはその両方に対する変更が必要になる可能性があります。まず、次のガイドラインを使用して、設定に関する問題に対処することをお勧めします。その後、プロジェクトをまだビルドできない場合は、コードの問題に対処します。

  1. 既存のプロジェクトおよびソリューション ファイルのコピーを作成します。必要に応じてファイルのバージョンを比較できるように、現在のバージョンと旧バージョンの Visual Studio を並行してインストールします。

  2. 現在のバージョンの Visual Studio で、プロジェクトまたはソリューションのコピーを開いてアップグレードし、保存します。

  3. 変換されたプロジェクトごとに、ショートカット メニューを開き、[プロパティ] を選択します。[構成プロパティ][全般] を選択し、[プラットフォーム ツールセット] で現在のバージョンを選択します (たとえば、Visual Studio 2013 の場合は v120 を選択)。

  4. ソリューションをビルドします。ビルドに失敗した場合は、設定を変更し、リビルドします。

ストアド プロシージャをデータ ソースで簡単に変更してデバッグできるように、そのソースは個別のデータベース プロジェクトに含まれています。データ ソースが含まれる C++ プロジェクトをアップグレードすると、個別のデータベース プロジェクトが自動的に作成されます。

プロジェクトの一部を変更する方法の詳細については、次のトピックを参照してください。

参照

関連項目

非標準動作

概念

ビルド システムの変更点

Visual C++ での互換性に影響する変更点