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値の比較 (Visual Basic)

比較演算子を使うと、数値変数の値を比較する式を作成できます。比較演算子を使って作成した式は、比較の真偽に基づく Boolean 値を返します。このような式の例は次のようになります。

45 > 26

26 > 45

45 は 26 より大きいため、1 番目の式は True になります。26 は 45 より小さいため、2 番目の式は False になります。

この方法で、数式も比較できます。比較の対象となる式は、次のような複合式であってもかまいません。

x / 45 * (y +17) >= System.Math.Sqrt(z) / (p - (x * 16))

この複合式には、リテラル、変数、および関数呼び出しが含まれています。まず比較演算子の両側の式を計算し、その結果値を比較演算子 >= を使って比較します。左側の式の値が右側の式の値以上である場合は、上の式全体が True になり、それ以外の場合は False になります。

値を比較する式は、次のような If...Then 構築で最もよく使用されます。

If x > 50 Then
    ' Insert code to run if x is greater than 50.
Else
    ' Insert code to run if x is less than or equal to 50.
End If

等号 (=) は、代入演算子としてだけでなく、比較演算子としても使用されます。比較演算子として使用された場合は、左側の値が右側の値と等しいかどうかを評価します。たとえば、次のように使います。

If x = 50 Then
    ' Insert code to continue program.
End If

比較式は、この他にも、Boolean 値が必要な場合 (If、While、Loop、または ElseIf などのステートメントの中など) や、Boolean 変数に値を代入したり渡したりする場合などに使用できます。次の例では、比較式によって返される値が Boolean 変数に代入されています。

Dim x As Boolean
x = 50 < 30
' The preceding statement assigns False to x.

参照

処理手順

方法: 数値を計算する (Visual Basic)

関連項目

Visual Basic における演算子の優先順位

概念

Boolean 式 (Visual Basic)

Visual Basic の演算子および式

Visual Basic における比較演算子