ループ (Visual C# Express)

更新 : 2007 年 11 月

ループとは、指定の回数まで、または特定の条件が満たされるまで繰り返される 1 つまたは一連のステートメントです。実際に使用するループの種類は、プログラミング タスクと、ユーザーのコーディング上の好みに応じて決まります。C++ などの他言語と C# との主な違いとして、foreach ループが挙げられます。このループは、配列またはコレクションの繰り返し処理を単純化するように設計されています。

foreach ループ

C# には、C++ プログラマや C プログラマにとっては新しいループである foreach ループを作成する方法が導入されています。変数を作成し、配列やその他のデータ構造 (コレクションなど) にインデックスを付けるというユーザーの処理に代わって、foreach ループが一部の処理を実行します。

// An array of integers
int[] array1 = {0, 1, 2, 3, 4, 5};

foreach (int n in array1)
{
    System.Console.WriteLine(n.ToString());
}


// An array of strings
string[] array2 = {"hello", "world"};

foreach (string s in array2)
{
    System.Console.WriteLine(s);
}

for ループ

for キーワードを使用して同じループを作成する方法を次に示します。

// An array of integers
int[] array1 = {0, 1, 2, 3, 4, 5};

for (int i=0; i<6; i++)
{
    System.Console.WriteLine(array1[i].ToString());
}


// An array of strings
string[] array2 = {"hello", "world"};

for (int i=0; i<2; i++)
{
    System.Console.WriteLine(array2[i]);
}

while ループ

while ループを使用した例を次に示します。

// An array of integers
int[] array1 = {0, 1, 2, 3, 4, 5};
int x = 0;

while (x < 6)
{
    System.Console.WriteLine(array1[x].ToString());
    x++;
}


// An array of strings
string[] array2 = {"hello", "world"};
int y = 0;

while (y < 2)
{
    System.Console.WriteLine(array2[y]);
    y++;
}

do-while ループ

do-while ループを使用した例を次に示します。

// An array of integers
int[] array1 = {0, 1, 2, 3, 4, 5};
int x = 0;

do
{
    System.Console.WriteLine(array1[x].ToString());
    x++;
} while(x < 6);


// An array of strings
string[] array2 = {"hello", "world"};
int y = 0;

do
{
    System.Console.WriteLine(array2[y]);
    y++;
} while(y < 2);

参照

処理手順

方法 : 繰り返しステートメントから抜け出す (Visual C#)

方法 : コレクションを反復処理する (Visual C#)

方法 : 配列を反復処理する (Visual C#)

概念

C# 言語の概要

参照

繰り返しステートメント (C# リファレンス)

配列での foreach の使用 (C# プログラミング ガイド)