方法 : フォームをオブジェクトとして処理する

更新 : 2007 年 11 月

フォームは、アプリケーションのユーザー インターフェイスを構成するグラフィカル オブジェクトです。Visual Basic では、クラスがフォームの表示形式および機能を定義します。実行時にフォームが表示されると、Visual Basic では、Form クラスのインスタンスが作成されます。このインスタンスは、他のオブジェクトと同じように使用できます。フォームに独自のメソッドとプロパティを追加して、アプリケーションの他のフォームやクラスからアクセスすることもできます。

フォームに新しいメソッドを作成するには

• Public 宣言したプロシージャを追加します。コードの例を次に示します。

  ' Create a custom method on a form.
  Public Sub PrintMyJob()
      ' Insert the code for your method here.
  End Sub
  

フォームに新しいフィールドを追加するには

• フォーム モジュールでパブリック変数を宣言します。コードの例を次に示します。

  Public IDNumber As Integer
  

異なるフォームのメソッドにアクセスするには

1. アクセスするメソッドが登録されているフォームの新しいインスタンスを作成します。フォーム名の参照は、フォームが属しているクラスの参照となります。オブジェクト自体の参照ではありません。

   メモ :
   Visual Basic には、各フォーム クラスごとにフォームと同じ名前の暗黙的グローバル変数が用意されています。詳細については、「方法 : フォームにアクセスする」を参照してください。

2. フォームをオブジェクト変数に割り当てます。オブジェクト変数は、フォーム クラスの新しいインスタンスを参照します。

   PrintMyJob プロシージャを正しく呼び出すコードの例を次に示します。

   Dim newForm1 As New Form1
   newForm1.PrintMyJob()
   

   上記の例では、新しいフォームは表示されません。フォーム オブジェクトのメソッドを使用するときに、フォーム オブジェクトを表示する必要はありません。新しいフォームを表示するには、次のコードを追加します。

   newForm1.Show()
   

参照

処理手順

方法 : New キーワードを使用する

概念

Property プロシージャ