Solution2 インターフェイス

[アーティクル]
05/16/2015

統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) のすべてのプロジェクトとソリューション全体のプロパティを表します。

名前空間: EnvDTE80
アセンブリ: EnvDTE80 (EnvDTE80.dll 内)

構文

'宣言
<GuidAttribute("FA238614-FBB1-4314-A7F7-49AE8BB6C6BA")> _
Public Interface Solution2 _
    Inherits _Solution

[GuidAttribute("FA238614-FBB1-4314-A7F7-49AE8BB6C6BA")]
public interface Solution2 : _Solution

[GuidAttribute(L"FA238614-FBB1-4314-A7F7-49AE8BB6C6BA")]
public interface class Solution2 : _Solution

[<GuidAttribute("FA238614-FBB1-4314-A7F7-49AE8BB6C6BA")>]
type Solution2 =  
    interface 
        interface _Solution 
    end

public interface Solution2 extends _Solution

Solution2 型で公開されるメンバーは以下のとおりです。

プロパティ

	名前	説明
	AddIns	AddIns コレクションを取得します。このコレクションには、ソリューションに関連付けられた現在使用できるすべてのアドインが含まれます。
	Count	ソリューション内のプロジェクトの数を示す値を取得します。
	DTE	トップレベルの機能拡張オブジェクトを取得します。
	Extender	要求された Extender オブジェクトがこのオブジェクトで利用できる場合はそれを取得します。
	ExtenderCATID	オブジェクトの Extender カテゴリ ID (CATID) を取得します。
	ExtenderNames	オブジェクトで使用できる Extender の一覧を取得します。
	FileName	インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。
	FullName	オブジェクトのファイルの完全パスと名前を取得します。
	Globals	Globals オブジェクトを取得します。このオブジェクトには、ソリューションファイル (.sln)、プロジェクトファイル、またはユーザーのプロファイルデータに保存できる任意の変数値が含まれます。
	IsDirty	インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。
	IsOpen	ソリューションが開いているかどうかを示す値を取得します。
	Parent	Solution2 オブジェクトの直接の親オブジェクトを取得します。
	Projects	現在ソリューションに存在するプロジェクトのコレクションを取得します。
	Properties	Solution2 オブジェクトに属するすべてのプロパティのコレクションを取得します。
	Saved	ソリューションが最後に保存したか開いたときから変更されていないかどうかを示す値を取得または設定します。
	SolutionBuild	ソリューションレベルでのビルドオートメーションモデルのルートオブジェクトを表す、ソリューションの SolutionBuild オブジェクトを取得します。
	TemplatePath	GetProjectTemplate に置き換えられています。

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メソッド

	名前	説明
	AddFromFile	システムに既に格納されているプロジェクトファイルに基づいたソリューションにプロジェクトを追加します。
	AddFromTemplate	既存のプロジェクトファイルと、プロジェクトファイルに含まれるすべての項目やサブディレクトリを指定の場所にコピーし、ソリューションに追加します。
	AddSolutionFolder	ソリューションフォルダーを ProjectItems コレクションに追加します。
	Close	現在のソリューションを閉じます。
	Create	指定された名前で指定されたディレクトリに空のソリューションを作成します。
	FindProjectItem	プロジェクト内で項目の位置を探します。
	GetEnumerator	コレクション内の項目の列挙を返します。
	GetProjectItemTemplate	指定したプロジェクト項目テンプレートのパスを返します。
	GetProjectTemplate	指定されたプロジェクトテンプレートのパスを返します。テンプレートが RequiredFrameworkVersion の要素が 4.0 以上ある場合、テンプレートの検索で一致を見つけるように呼び出しのバージョンを指定します。たとえば、GetProjectTemplate("Extensibility\\1033\\VSIXProject.zip", "CSharp")を呼び出す代わりに; 呼び出し GetProjectTemplate("Extensibility\\1033\\VSIXProject.zip\|FrameworkVersion=4.5", "CSharp");。
	Item	Projects コレクションのインデックス付きメンバーを返します。
	Open	指定されたソリューションを開きます。
	ProjectItemsTemplatePath	GetProjectItemTemplate に置き換えられています。
	Remove	指定されたプロジェクトをソリューションから削除します。
	SaveAs	ソリューションを保存します。

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解説

このインターフェイスには、IDE の現在のインスタンスに存在するすべてのプロジェクトと、ビルド構成などのソリューション全体のすべてのプロパティから構成されるコレクションが含まれます。これには、ラッププロジェクト、サブプロジェクト、トップレベルのプロジェクトのいずれであるかに関係なく、すべてのプロジェクトのプロジェクト要素が含まれます。

DTE.Solution プロパティを使用して、オープンなソリューションを確認できます。 MiscFiles や SolutionItems などの仮想プロジェクトを参照するには、Solution.Item(EnvDTE.Constants.vsProjectKindMisc または Solution.Item(EnvDTE.Constants.vsProjectKindSolutionItems を使用します。

例

このアドインコードの実行方法については、「方法 : オートメーションオブジェクトモデルのコード例をコンパイルおよび実行する」を参照してください。

次のコードは、指定したパスに新しいコンソールアプリケーションソリューションを作成します。

Public Sub OnConnection(ByVal application As Object, _
 ByVal connectMode As ext_ConnectMode, ByVal addInInst As Object, _
 ByRef custom As Array) Implements IDTExtensibility2.OnConnection
    _applicationObject = CType(application, DTE2)
    _addInInstance = CType(addInInst, AddIn)
    SolutionExample(_applicationObject)
End Sub

Sub SolutionExample(ByVal dte As DTE2)
    ' This function creates a solution and adds a Visual Basic Console
    ' project to it.
    Try
        Dim soln As Solution2 = CType(DTE.Solution, Solution2)
        Dim vbTemplatePath As String
        ' This path must exist on your computer.
        ' Replace <file path> below with an actual path.
        Dim vbPrjPath As String = <file path>
        MsgBox("starting")
        ' Get the project template path for a Visual Basic console application project.
        vbTemplatePath = soln.GetProjectTemplate _
        ("ConsoleApplication.zip", "VisualBasic")
        ' Create a new Visual Baic Console project using the template obtained 
        ' above.
        soln.AddFromTemplate(vbTemplatePath, vbPrjPath, _
        "New Visual Basic Console Project", False)
        MsgBox("done")
    Catch ex As System.Exception
        MsgBox(ex.ToString)
    End Try
End Sub

//you will need to add this reference to your project as well
using System.Windows.Forms;  

public void OnConnection(object application,
 Extensibility.ext_ConnectMode connectMode, object addInInst,
 ref System.Array custom)
{
    _applicationObject = (DTE2)application;
    _addInInstance = (AddIn)addInInst;
    // Pass the applicationObject member variable to the code example.
    SolutionExample((DTE2)_applicationObject);
}

public void SolutionExample(DTE2 dte)
{
    // This function creates a solution and adds a Visual C# Console
    // project to it.
    try{
        Solution2 soln = (Solution2)_applicationObject.Solution;
        String csTemplatePath;
        // The file path must exist on your computer.
        // Replace <file path> below with an actual path.
        String csPrjPath = <file path>;
    MessageBox.Show("Starting...");
csTemplatePath = 
soln.GetProjectTemplate("ConsoleApplication.zip", "CSharp");
        // Create a new C# Console project using the template obtained 
        // above.
        soln.AddFromTemplate(csTemplatePath, csPrjPath,
 "New CSharp Console Project", false);
        MessageBox.Show("Done!");
    }
    catch(SystemException ex)
    {
        MessageBox.Show("ERROR: " + ex);
    }
}

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関連項目

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