コンパイラの選択

共通言語ランタイムによって提供される機能を利用するには、Visual Basic、C#、Visual C++、JScript などの共通言語ランタイムに対応した言語コンパイラか、Eiffel、Perl、または COBOL などのサードパーティのコンパイラを使用する必要があります。

共通言語ランタイムは多言語実行環境であるため、さまざまなデータ型と言語機能をサポートしています。使用する言語コンパイラによって、利用できる共通言語ランタイムの機能が決まり、その機能を使用してコードをデザインすることになります。記述するコードの構文を決定するのは、共通言語ランタイムではなく、使用するコンパイラです。作成したコンポーネントを他の言語で記述されたコンポーネントでも完全に使用できるようにするためには、そのコンポーネントからエクスポートされた型が、共通言語仕様 (CLS: Common Language Specification) に規定されている言語機能だけを公開するようにする必要があります。

参照

概念

マネージ実行プロセス
共通言語仕様