方法 : コード分析のチェックイン ポリシーを使用して保守が容易なコードを適用する
更新 : 2007 年 11 月
開発者はコード メトリックスを使用して、コードの複雑さと保守容易性を測定することができますが、コード メトリックスはチェックイン ポリシーの一部としては呼び出すことができません。しかし、コードがコード メトリックスの基準に準拠しているかどうかを検証するコード分析規則を有効にし、チェックイン ポリシーによって規則を適用することができます。コード メトリックスの詳細については、「コード メトリックスの概要」を参照してください。
コード分析のチェックイン ポリシーを使用して保守が容易なコードを適用するために開発者が有効にできる規則には、継承の深さ、クラス結合、保守容易性指数、複雑度があります。これら 4 つの規則はすべて、コード分析ポリシー エディタの [保守容易性の規則] カテゴリの下にあります。
Team Foundation バージョン管理の管理者は、チェックイン ポリシー要件にコード分析の保守容易性の規則を追加することができます。これらのチェックイン ポリシーでは、ユーザーはチェックインを開始する前にこれらの規則の変更に基づいてコード分析を実行するように要求されます。
コード分析ポリシー エディタを開くには
チーム エクスプローラでチーム プロジェクトを右クリックし、[チーム プロジェクトの設定] をクリックし、[ソース管理] をクリックします。
[ソース管理] ダイアログ ボックスが表示されます。
[チェックイン ポリシー] タブをクリックし、[追加] をクリックします。
[チェックイン ポリシーの追加] ダイアログ ボックスが表示されます。
[チェックイン ポリシー] の一覧で、ポリシーの [コード分析] を選択し、[OK] をクリックします。
[コード分析ポリシー エディタ] ダイアログ ボックスが表示されます。
コード分析の保守容易性の規則を有効にするには
[コード分析ポリシー エディタ] ダイアログ ボックスの [規則の設定] セクションの下の [保守容易性の規則] ノードを展開します。
次の規則をチェックします。
継承の深さ: CA1501 AvoidExcessiveInheritance - しきい値: 深さ 5 レベル以上で警告
複雑度: CA1502 AvoidExcessiveComplexity - しきい値: 25 以上で警告
保守容易性指数: CA1505 AvoidUnmaintainableCode - しきい値: 20 以下で警告
クラス結合: CA1506 AvoidExcessiveClassCoupling - しきい値: クラスの場合は 80 以上で警告、メソッドの場合は 30 以上で警告
また、規則違反があったらビルドをできないようにするには、規則の説明の横にある [警告をエラーとして扱う] チェック ボックスをオンにします。
[OK] をクリックします。これで、以降のチェックインで新しいチェックイン ポリシーが表示されるようになります。