Open XML 形式 SDK 1.0 の新機能

Office Open XML パッケージの仕様は、コンテンツを含み、単一のパッケージに格納されているすべてのドキュメント パーツのリレーションシップを定義する XML ファイルのセットを定義しています。これらのパッケージは、Microsoft® Office Excel® 2007、Microsoft Office PowerPoint® 2007、および Microsoft Office Word 2007 のドキュメント ファイルを構成するドキュメント パーツを結合します。Open XML API を使用して、パッケージを作成したり、パッケージを構成するファイルを操作したりできます。このトピックでは、Open XML 形式ソフトウェア開発キット (SDK) に加えられた変更点について説明しています。詳細については、「Open XML 形式 SDK 1.0 を使用して作業を開始する」を参照してください。

Open XML 形式 SDK 2008 年 4 月版テクノロジ プレビューの変更点

Open XML 形式 SDK 2008 年 4 月版テクノロジ プレビュー リリースに加えられた主な変更点を以下に示します。

  • AddNewPart<T>() メソッドを OpenXmlPart クラスから OpenXmlPartContainer クラスに移動

  • リレーションシップ Id パラメータを入力として受け取るオーバーロード AddNewPart<T>() メソッドを追加

  • ドキュメント パーツの注釈をサポート

  • 3 つのドキュメント列挙体を Microsoft.Office.DocumentFormat.OpenXml.Packaging 名前空間から Microsoft.Office.DocumentFormat.OpenXml 名前空間に移動

  • 名前の変更を実施

AddNewPart<T>() メソッドを OpenXmlPart クラスから OpenXmlPartContainer クラスに移動

Open XML 形式 SDK 2007 年 6 月版テクノロジ プレビューでは、AddCoreFilePropertiesPart() メソッドや AddExtendedFilePropertiesPart() メソッドなどの固定メソッドを介して既知のドキュメント パーツをパッケージ レベルで追加できるようにする OpenXMLPart クラスが提供されていました。Open XML 形式 SDK 2008 年 4 月版テクノロジ プレビューでは、AddNewPart<T>() メソッドが OpenXMLPart クラスから OpenXMLPartContainer クラスに移動されました。これにより、Open XML API では、汎用呼び出しによってすべてのドキュメント パーツをパッケージに追加できるので、コーディングがより容易になります。

public class OpenXmlPartContainer{
    public void AddNewPart<T>() where T: OpenXmlPart, IFixedContentTypePart
}

注意

これは追加事項です。互換性に影響する変更点ではありません。