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Windows SharePoint Services でバイナリ ラージ オブジェクト (BLOB) を外部保存する

このセクションのヘルプ トピックでは、特別な外部バイナリ ラージ オブジェクト (BLOB) ストア プロバイダ (EBS Provider) インターフェイスである、ISPExternalBinaryProvider を使用して、SharePoint コンテンツ データベースの外部にあるデータ ストアに BLOB データを保存する方法を説明します。このセクションのトピックでは、BLOB データを外部的に保存する合理性、EBS Provider のアーキテクチャ、および Windows SharePoint Services のフロントエンド Web アプリケーションへの EBS Provider の実装について説明します。

概要

通常、Windows SharePoint Server のエンタープライズ規模での展開におけるデータの約 80 % はファイルベースのデータ ストリームで構成され、BLOB データとして保存されます。これらの BLOB オブジェクトは、SharePoint ファイルに関連付けられたデータで構成されます。ただし、Microsoft SQL Server データベースに大量の BLOB データを保持することは、SQL Server リソースを最大限に活用することにはなりません。外部データ ストアを使用してBLOB データを保存すれば、効率性を下げることなく、同等のメリットを低コストで実現できます。

このセクションのヘルプ トピックでは、対費用効果の高い BLOB データ用外部データ ストアを展開するための、プログラミング インターフェイスおよび実装アーキテクチャを説明します。さらに、運用コストの削減と引き換えにある程度の手間が増える場合の、コストと利点を判断するトレードオフ分析をサポートする重要な技術情報も提供します。

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