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SQL Server Compact バージョンのサイド バイ サイド サポート

  • [アーティクル]

Microsoft SQL Server 2005 Compact Edition (バージョン 3.1) と SQL Server Compact 3.5 は、デスクトップ コンピュータまたはモバイル デバイスにサイド バイ サイド インストールできます。SQL Server 2005 Mobile Edition (バージョン 3.0) をバージョン 3.1 や 3.5 とサイド バイ サイド インストールすることはできません。

SQL Server Compact の各種バージョンを使用する際には、次の点を考慮してください。

  • SQL Server 2005 Compact Edition (バージョン 3.1) と SQL Server Compact 3.5 SP1 は、デスクトップ コンピュータとモバイル デバイスでは異なるディレクトリに配置されます。

    • デスクトップ
      %ProgramFiles%\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.1
      %ProgramFiles%\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5
    • デバイス
      \Windows%Program Files%\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5

  • SQL Server 2005 Compact Edition (バージョン 3.1) と SQL Server Compact 3.5 では、マネージ プロバイダはグローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) に、ネイティブ DLL はレジストリに、それぞれ固有のエントリを持っています。

    注意

    次の作業を行うには、コンピュータの管理者権限が必要です。

    • SQL Server 2005 Compact Edition (バージョン 3.1) および SQL Server Compact 3.5 のマネージ プロバイダをグローバル アセンブリ キャッシュおよび SQL Server Compact 3.5 に追加する。
    • 両方のバージョンのネイティブ DLL を登録する。

  • デスクトップ コンピュータでは、1 つのプロセス内で SQL Server Compact 3.5 と SQL Server 2005 Compact Edition の DLL をメモリに読み込むことができます。

  • 異なるバージョンにおける開発サポートは次のとおりです。

    • Visual Studio 2005 SP1 では、コンピュータまたはモバイル デバイス上での SQL Server 2005 Compact Edition (バージョン 3.1) のアプリケーションの開発および配置がサポートされています。
    • Visual Studio 2008 では、コンピュータおよびモバイル デバイス上での 3.5 のアプリケーションの開発および配置がサポートされています。Visual Studio 2008 では、SQL Server 2005 Compact Edition (バージョン 3.1) のアプリケーションの開発および配置はサポートされていません。
    • Visual Studio 2005 SP1 で作成した SQL Server 2005 Compact Edition (バージョン 3.1) のプロジェクトを Visual Studio 2008 で開くと、プロジェクトがアップグレードされます。プロジェクトをアップグレードすると、Visual Studio 2005 SP1 や SQL Server 2005 Compact Edition (バージョン 3.1) のプロジェクトに戻すことはできません。

  • SQL Server 2005 Compact Edition (バージョン 3.1) と SQL Server Compact 3.5 のデータベース ファイル (.sdf) をサイド バイ サイドで使用する際は、以下の点に注意します。

    • 以前のバージョンを使用して作成されたデータベース ファイルを SQL Server Compact 3.5 で開こうとすると、ファイルを開くことができないというメッセージが表示されます。このデータベース ファイルを開くには、まず、Visual Studio 2008 の [SQL Server Compact 3.5 へのアップグレード] ダイアログ ボックスを使用してデータベース ファイルをアップグレードする必要があります。[SQL Server Compact 3.5 へのアップグレード] ダイアログ ボックスにアクセスするには、[データ]、[新しいデータ ソースの追加]、[接続の追加] の順にクリックします。以前のバージョンのデータベース ファイルが開いている場合は、メッセージが表示されます。[OK] をクリックすると、[SQL Server Compact 3.5 へのアップグレード] ダイアログ ボックスが表示されます。SQL Server Compact 3.5 のファイル名拡張子は *.sdf で、以前のバージョン (SQL Server 2005 Compact Edition および SQL Server 2005 Mobile Edition) と同じです。SQL Server Compact 3.5 にアップグレードしたデータベース ファイルは、以前のバージョンの SQL Server Compact エンジンを使用して開くことができなくなります。

  • IIS サーバーを実行しているコンピュータ上で、SQL Server Compact 3.5 SP1 サーバー ツールと以前のバージョンのサーバー ツールをサイド バイ サイド インストールすることはできません。SQL Server Compact 3.5 SP1 サーバー ツールは、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。SQL Server Compact 3.5 SP1 サーバー ツールを使用すると、SQL Server Compact 3.5 と SQL Server 2005 または SQL Server 2008 の間でデータをレプリケートできます。また、SQL Server Compact 3.5 SP1 サーバー ツールでは、SQL Server 2005 Compact Edition または SQL Server 2005 Mobile Edition と SQL Server 2005 以降のバージョンの間のデータ レプリケーションもサポートされます。