コントロールにデータをバインドするための LINQ の使用

更新 : 2007 年 11 月

前のレッスン「LINQ to SQL クラスの作成 : O/R デザイナの使用」では、O/R デザイナを使用して LINQ to SQL のクラスをデータベース内のテーブルに対応付ける方法を説明しました。このレッスンでは、LINQ クエリを使用してデータをコントロールにバインドする方法について説明します。

前提条件

このレッスンを行うには、Northwind サンプル データベースの SQL Server バージョンにアクセスできる必要があります。詳細については、「方法 : サンプル データベースをインストールする」を参照してください。

このレッスンを始める前に、レッスン「LINQ to SQL クラスの作成 : O/R デザイナの使用」を完了する必要があります。

LINQ を使用してデータをコントロールにバインドするには

  1. LINQ to SQL クラスの作成 : O/R デザイナの使用」で作成したソリューションを開きます。

  2. ツールボックスから Form1 に TextBox コントロールをドラッグします。

  3. ツールボックスから Form1 に Button をドラッグし、その Text プロパティを「Run Query」に変更します。

  4. このボタンをダブルクリックし、Button1_Click イベント ハンドラに次のコードを追加します。

    Dim CustomersQuery = From customers in NorthwindSampleDataContext1.Customers _
        Where customers.Country = TextBox1.Text _
        Select customers
    
    CustomerBindingSource.DataSource = CustomersQuery
    
  5. F5 キーを押します。

  6. テキスト ボックスに「Germany」と入力します。

  7. [Run Query] ボタンをクリックします。

  8. Country プロパティの値が Germany である顧客だけが表示されていることを確認します。USA や UK など、さまざまな国を試します。

次の手順

このレッスンでは、LINQ クエリを使用してアプリケーションのコントロールにデータをバインドする方法について説明しました。次のレッスンでは、コード内で XML リテラルを使用する方法について説明します。

次のレッスン : 「XML のコード内への直接配置 : XML リテラルの使用

参照

処理手順

データの格納とアクセス

LINQ to SQL クラスの作成 : O/R デザイナの使用

チュートリアル : LINQ to SQL クラスの作成 (O/R デザイナ)

概念

Visual Basic Express での LINQ の使用

O/R デザイナの概要

その他の技術情報

レコードの管理 : プログラムでデータを使用する