方法 : 基本的な ATOM フィードを作成する

Windows Communication Foundation (WCF) では、配信フィードを公開するサービスを作成できます。ここでは、ATOM 配信フィードを公開する配信サービスを作成する方法について説明します。

基本的な配信サービスを作成するには

1. WebGetAttribute 属性でマークされたインターフェイスを使用して、サービス コントラクトを定義します。配信フィードとして公開される各操作は、Atom10FeedFormatter オブジェクトを返す必要があります。

   メモ :
   WebGetAttribute を適用するすべてのサービス操作は、HTTP GET 要求にマッピングされます。他の HTTP メソッドに操作をマッピングするには、代わりに WebInvokeAttribute を使用します。詳細な情報については、次のページを参照してください。 「方法 : 基本的な Web スタイル サービスを作成する」を参照してください。

2. サービス コントラクトを実装します。

3. SyndicationFeed オブジェクトを作成し、作成者、カテゴリ、および説明を追加します。

4. 複数の SyndicationItem オブジェクトを作成します。

5. SyndicationItem オブジェクトをフィードに追加します。

6. フィードを返します。

サービスをホストするには

1. WebServiceHost オブジェクトを作成します。

2. サービス ホストを開き、サービスからフィードを読み込み、フィードを表示してから、ユーザーが Enter キーを押すのを待ちます。

HTTP GET で GetBlog() を呼び出すには

1. Internet Explorer を開いて「https://localhost:8000/BlogService/GetBlog」という URL を入力し、Enter キーを押します。

   この URL には、サービスのベース アドレス (https://localhost:8000/BlogService)、エンドポイントの相対アドレス、および呼び出すサービス操作が含まれます。

コードから GetBlog() を呼び出すには

1. ベース アドレスと呼び出すメソッドを使用して XmlReader を作成します。

2. 静的な Load メソッドを呼び出し、作成した XmlReader を渡します。

   これにより、サービス操作が呼び出され、サービス操作から返されたフォーマッタが新しい SyndicationFeed に設定されます。

3. フィード オブジェクトにアクセスします。

例

この例の完全なコードの一覧を以下に示します。

コードのコンパイル

上記のコードのコンパイル時には、System.ServiceModel.dll と System.ServiceModel.Web.dll が参照されます。

関連項目

リファレンス

WebHttpBinding
WebGetAttribute