XML CDATA リテラル

更新 : 2007 年 11 月

XCData オブジェクトを表すリテラルです。

<![CDATA[content]]>

指定項目

  • <![CDATA[
    必ず指定します。XML CDATA セクションの開始を示します。

  • content
    必ず指定します。XML CDATA セクションのテキストの内容です。

  • ]]>
    必ず指定します。セクションの最後を示します。

戻り値

XCData オブジェクト。

解説

XML CDATA セクションは、そのセクションを含む XML と共に格納する必要のある (ただし、解析されない) 生のテキストを含みます。XML CDATA セクションには、任意のテキストを格納できます。これには、XML の予約文字も含まれます。XML CDATA セクションは、"]]>" で終了します。これには以下のような条件があります。

  • 埋め込み式の区切り記号は XML CDATA の有効な内容なので、XML CDATA リテラルの中で埋め込み式を使用することはできません。

  • XML CDATA セクションは、入れ子にできません。これは、content に値 "]]>" を格納できないためです。

XML CDATA リテラルは、変数に代入できます。または、XML 要素リテラルに含めることができます。

Bb384869.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

XML リテラルは、行継続文字なしで複数の行に記述できます。これにより、XML ドキュメントから内容をコピーし、Visual Basic プログラムに直接貼り付けることができます。

Visual Basic コンパイラは、XML CDATA リテラルを、XCData コンストラクタの呼び出しに変換します。

使用例

"Can contain literal <XML> tags" というテキストを含む CDATA セクションを作成する例を次に示します。

Dim cdata As XCData = <![CDATA[Can contain literal <XML> tags]]>

参照

参照

XML 要素リテラル

XCData

その他の技術情報

XML リテラル

Visual Basic での XML の作成