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チュートリアル: プロジェクトのテスト (C++)

デバッグ モードでプログラムを実行すると、ブレークポイントを使用してプログラムを停止し、変数およびオブジェクトの状態を調べることができます。

このチュートリアルでは、プログラムの実行による変数の値の変化を観察し、予測どおりの値にならない理由を推測します。

必須コンポーネント

プログラムをデバッグ モードで実行するには

  1. 編集する TestGames.cpp を開きます。

  2. 次のコード行を選択します。

    Cardgame.solitaire(1);

  3. その行にブレークポイントを設定するには、メニュー バーで [デバッグ][ブレークポイントの設定/解除] の順に選択するか、F9 キーを押します。赤い円が行の左側に表示されて、その行にブレークポイントが設定されていることを示します。ブレークポイントを削除するには、もう一度メニュー コマンドを選択するか F9 キーを押します。

    マウスを使用している場合は、左の余白をクリックすることでブレークポイントを設定/解除できます。

  4. メニュー バーで [デバッグ][デバッグ開始] の順に選択するか、F5 キーを押します。

    プログラムがブレークポイントの行に到達すると、実行が一時的に停止されます。プログラムが中断モードであるためです。コード行の左側の黄色の矢印は、次に実行される行を示します。

  5. Cardgame::totalParticipants 変数の値を調べるには、ポインターを Cardgame に移動し、ヒント ウィンドウの左側にある展開コントロールに移動します。変数の名前 "totalParticipants" とその値 "12" が表示されます。

    Cardgame::totalParticipants のショートカット メニューを開き、[ウォッチ式の追加] を選択して、その変数を [ウォッチ 1] ウィンドウに表示します。変数を選択して [ウォッチ 1] ウィンドウにドラッグしてもかまいません。

  6. コードの次の行に進むために、メニュー バーで [デバッグ][ステップ オーバー] の順に選択するか、F10 キーを押します。

    Cardgame::totalParticipants の値が [ウォッチ 1] ウィンドウに "13" と表示されます。

  7. return 0; ステートメントのショートカット メニューを開き、[カーソル行の前まで実行] を選択します。コード左側の黄色の矢印は、次に実行されるステートメントを示します。

  8. Cardgame::totalParticipants の値は Cardgame が終了すると減ります。この時点では、すべての Cardgame インスタンスが削除されているため Cardgame::totalParticipants は 0 のはずですが、[ウォッチ 1] ウィンドウには Cardgame::totalparticipants が "18" と表示されています。これは、コードにバグがあることを示しています。次の「チュートリアル: プロジェクトのデバッグ (C++)」チュートリアルを完了することで、そのバグを検出して修正できます。

  9. プログラムを停止するために、メニュー バーで [デバッグ][デバッグの停止] の順に選択するか、Shift + F5 キーボード ショートカットを使用します。

次の手順

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参照

処理手順

Visual C++ ガイド ツアー

その他の技術情報

Building, Debugging, and Testing