次の方法で共有


共有 Web ホストの最適化

更新 : 2007 年 11 月

複数の小さい Web サイトをホストすることで共有されるサーバーを管理する場合は、.NET Framework ディレクトリにある Aspnet.config ファイルの runtime ノードに次の gcTrimCommitOnLowMemory の設定を追加することで、パフォーマンスを最適化し、サイトの容量を増やすことができます。

<gcTrimCommitOnLowMemory enabled="true|false"/>

Bb384209.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

この設定が推奨されるのは、共有 Web ホストのシナリオだけです。

ガベージ コレクタは将来の割り当てのためにメモリを保持しているので、コミットされる領域は、厳密に必要な量より多くなる場合があります。この領域を減らして、システム メモリに高負荷がかかるときに備えることができます。このコミットされる領域を少なくすると、パフォーマンスが向上し、より多くのサイトをホストできるようになります。

gcTrimCommitOnLowMemory の設定を有効にすると、ガベージ コレクタは、システム メモリの負荷を評価し、負荷が 90% に達するとトリミング モードに移行します。その後、負荷が 85% 以下に低下するまで、トリミング モードを維持します。

状況によっては、ガベージ コレクタは gcTrimCommitOnLowMemory の設定が現在のアプリケーションに対して効果がないと判断して、設定を無視する場合があります。

次の XML フラグメントは、gcTrimCommitOnLowMemory の設定を有効にする方法を示しています。省略記号は、runtime ノードでの他の設定を示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<configuration>
    <runtime>
    . . .
    <gcTrimCommitOnLowMemory enabled="true"/>
    </runtime>
    . . .
</configuration>

参照

その他の技術情報

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