<appSettings> 要素
カスタム アプリケーション設定が含まれています。.NET Framework で定義済みの構成セクションです。
<configuration>
** <appSettings>**
<appSettings file="relative file name">
</appSettings>
省略可能属性
| 属性 | 説明 |
|---|---|
| file | カスタム アプリケーションの構成設定を含む外部ファイルへの相対パスを指定します。指定されたファイルには、<add>、<remove>、および <clear> の各要素で指定されたものと同じ種類の設定が含まれ、これらの要素と同じキーと値のペア形式を使用します。
指定するパスはメイン構成ファイルへの相対パスです。Windows フォーム アプリケーションの場合は、アプリケーションの構成ファイルの場所ではなく、バイナリ フォルダ (/bin/debug など) になります。Web フォーム アプリケーションの場合は、web.config ファイルが置かれているアプリケーション ルートへの相対パスになります。 指定されたファイルが見つからない場合、ランタイムはこの属性を無視します。 |
子要素
| 要素 | 説明 |
|---|---|
| <add> | カスタム アプリケーション設定を追加します。 |
| <remove> | 定義済みのアプリケーション設定を削除します。 |
| <clear> | 定義済みのすべてのアプリケーション設定を解除します。 |
解説
<appSettings> 要素には、データベース接続文字列、ファイル パス、XML Web サービスの URL、またはアプリケーションの .ini ファイルに保存されている任意の情報などの、カスタム アプリケーションの構成情報が格納されます。<appSettings> 要素で指定されたキーと値のペアには、コード内で System.Configuration.ConfigurationSettings クラスを使用することによってアクセスできます。
Web.config ファイルおよびアプリケーション構成ファイルの <appSettings> 要素にある file 属性を使用できます。この属性は、追加設定が含まれる構成ファイル、または <appSettings> 要素で指定された設定をオーバーライドする構成ファイルを指定します。file 属性は、アプリケーション構成ファイルで指定されたプロジェクト設定をユーザーがいつオーバーライドするかなどのソース管理チームの開発シナリオでも使用できます。
file 属性で指定された構成ファイルには、ルート ノードとして、<configuration> の代わりに <appSettings> が含まれている必要があります。file 属性で指定された構成ファイルでは、正しいコードは次のようになります。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<appSettings>
<add key="Application1" value="MyApplication1" />
<add key="Setting1" value="MySetting" />
</appSettings>
例
構成ファイルでカスタム アプリケーション設定を定義する例を示します。
<configuration>
<appSettings>
<add key="Application Name" value="MyApplication" />
</appSettings>
</configuration>
構成ファイル
この要素は、アプリケーション構成ファイル、マシン構成ファイル (Machine.config)、およびアプリケーション ディレクトリ レベルには存在しない Web.config ファイルで使用できます。