データベースのリファクタリング

Visual Studio Team System Database Edition にはデータベース リファクタリング ツールが含まれています。リファクタリングはオブジェクト指向プログラム言語ではよく知られている概念ですが、データベースにも使用されています。

Database Edition は、現在は名前の変更リファクタリングをサポートしています。名前の変更リファクタリングを使用して、スキーマ オブジェクトの名前を変更できます。名前の変更されたオブジェクトを参照する他のオブジェクトは、新しい名前に合わせて自動的に更新されます。たとえば、テーブルの列名を変更した場合、その列を参照するストアド プロシージャが、新しい名前に合わせて自動的に更新されます。

リファクタリングに対するすべての変更は、ログ ファイルに記録されます。リファクタリング操作ごとに、個別のファイルに記録されます。たとえば、テーブルの列の名前を変更すると、元の名前、新しい名前、および更新されたすべての参照元オブジェクトを記録したレコードがログ ファイルに格納されます。リファクタリング ログは次の場所にあります。

YourProjectPath\Refactoring Logs

このセクションの内容

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