UI 型エディタの実装

値から文字列への単純な変換によってプロパティ ブラウザでプロパティをテキストとして表示できますが、場合によっては、これでは不十分なこともあります。また、文字列から値への変換スタイルが一部の型では不適切な場合もあります。たとえば、色のプロパティは、テキストよりもビジュアルで表示する方が適切です。UI 型エディタによって、デザイン時のプロパティ ブラウザのように、プロパティ グリッド コントロール内のプロパティ値をビジュアルで表現できます。UI 型エディタには、特定の型のオブジェクトの値を構成するためのカスタム ユーザー インターフェイスも用意されてます。

**メモ   **型またはプロパティを UI 型エディタに関連付けるには、EditorAttribute をその型またはプロパティに適用します。

Windows フォームのカスタム UI 型エディタを実装するには

1. System.Drawing.Design.UITypeEditor の派生クラスを定義します。
2. ユーザー インターフェイスのプロパティを設定するために、EditValue メソッドをオーバーライドします。このメソッドはオーバーロードされます。
3. プロパティ ブラウザに対して、提供する編集サポートについて通知するために、GetEditStyle メソッドをオーバーライドします。

完全なサンプルについては、「Windows フォームの UI 型エディタのサンプル」を参照してください。

参照

デザイン時サポートの拡張 | Windows フォームの UI 型エディタのサンプル | UITypeEditor