Team Foundation Server のトラブルシューティングに役立つプロアクティブな手法
更新 : 2007 年 11 月
ここでは、将来のトラブルシューティングを容易にするために事前にできることを説明します。
プロアクティブな手法の実施
主要な問題の長期に及ぶトラブルシューティングから得られた情報を組み合わせて、長期に及ぶ問題を予防または緩和するプロアクティブ プランを作成できます。組織の保守プロセスやアップグレード プロセスを計画するときは、次の目標を検討してください。
システム ログとアプリケーション ログを監視する。
ハードウェアとソフトウェアの変更をドキュメントにする。
ハードウェアとソフトウェアのアップデートを計画する。
システム ログとアプリケーション ログの監視
問題を早期に検出するためにシステムを監視することで、ソフトウェアやハードウェアのエラーが発生するまで問題の兆候に気が付かないという事態を回避します。パフォーマンスに影響する可能性がある変更を評価するためにパフォーマンス モニタ (Perfmon.msc) などの監視ツールを使用するときは、基準となるデータと現在のパフォーマンスを比較します。結果データは、ボトルネックを特定し、ハードウェアのアップグレード、アプリケーションのアップデート、新しいドライバのインストールなどの対策の有効性を判断するのに役立ちます。また、このデータを利用して、CPU の追加、RAM の増設、記憶領域の増強などにコストに見合う効果があるかどうかを判断することもできます。イベント ビューアを定期的にチェックすると、長期に及ぶ問題を識別し、エラーの兆候を検出できます。これにより、問題が悪化する前に対策を実施できます。
ハードウェアとソフトウェアの変更のドキュメント化
コンピュータ固有の変更を記録するだけでなく、グループ ポリシーやネットワーク インフラストラクチャの変更のようにコンピュータの動作に直接影響するその他の要因にも注目してください。構成の変更を記録する標準プロセスの作成と実装の方法については、「Team Foundation Server のトラブルシューティングの文書化と結果の評価」を参照してください。
ハードウェアとソフトウェアのアップデートの計画
組織の拡大や Team Foundation Server 利用の拡張に従って、サーバーのメモリ、ディスク容量、および処理能力が負荷の増大に耐えられるかどうかを確認する必要があります。