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bcp ユーティリティを使用した一括データのインポートとエクスポート

このトピックでは、bcp ユーティリティを使用して、SQL Server データベース内の SELECT ステートメントで指定できる任意の場所 (パーティション ビューを含む) からデータをエクスポートする方法について説明します。

bcp ユーティリティ (Bcp.exe) は、一括コピー プログラム (BCP) API を使用するコマンド ライン ツールです。bcp ユーティリティは次のタスクを実行します。

  • SQL Server テーブルからデータ ファイルへのデータの一括エクスポート

  • クエリからのデータの一括エクスポート

  • データ ファイルから SQL Server テーブルへのデータの一括インポート

  • フォーマット ファイルの生成

bcp ユーティリティには、bcp コマンドを使用してアクセスします。bcp コマンドを使用してデータを一括インポートするには、テーブルのスキーマとテーブル列のデータ型を理解しておく必要があります (既存のフォーマット ファイルを使用する場合を除く)。

bcp ユーティリティでは、SQL Server テーブルのデータを他のプログラムで使用できるようにデータ ファイルにエクスポートできます。このユーティリティでは、別のデータベース管理システム (DBMS) など、別のプログラムのデータを SQL Server テーブルにインポートすることもできます。データは、まずエクスポート元プログラムからデータ ファイルにエクスポートされ、その後に別の操作として、データ ファイルから SQL Server テーブルにコピーされます。

bcp コマンドには、データ ファイルのデータ型やその他の情報を指定するためのスイッチがあります。これらのスイッチを指定しなかった場合は、データ ファイルに含まれているデータ フィールドの型などのフォーマット情報を要求されます。その後、対話型の応答内容を含んだフォーマット ファイルを作成するかどうかをたずねるメッセージが表示されます。一括インポート操作や一括エクスポート操作を後で行う場合は、フォーマット ファイルを使用すると便利です。フォーマット ファイルは、同等のデータ ファイルに対して bcp コマンドを後で実行するときに指定できます。詳細については、「bcp を使用した互換性のためのデータ形式の指定」を参照してください。

注意

Microsoft SQL Server 7.0 以降の bcp ユーティリティは、ODBC 一括コピー API を使用して作成されています。旧バージョンの bcp ユーティリティは、DB-Library 一括コピー API を使用して作成されていました。

bcp の構文の説明については、「bcp ユーティリティ」を参照してください。

bcp の例については、次のトピックを参照してください。