チュートリアル : RDL スキーマから生成されたクラスを使ったレポートの更新

このチュートリアルでは、XML スキーマ定義ツール (Xsd.exe) を使用してクラスを生成する方法を学習します。このクラスを使用すると、Microsoft .NET Framework の XmlSerializer クラスによってレポート定義ファイル (.rdl、.rdlc) をシリアル化およびシリアル化解除できるようになります。

学習する内容

このチュートリアルでは次の作業を行います。

  • Microsoft Visual Studio コンソール アプリケーションのプロジェクト テンプレートを使用してアプリケーションを作成する。

  • xsd ツールを使ってレポート定義言語 (RDL) スキーマからクラスを生成する。

  • レポート サーバーに接続し、レポート定義を取得する。

  • レポート定義ファイルを更新するコードを記述する。

  • 更新したレポート定義をレポート サーバーに保存する。

必要条件

このチュートリアルを完了するには次の準備が必要です。

  • Microsoft Microsoft SQL Server 2008 R2 Reporting Services。

  • Microsoft Visual Studio 2008。

  • レポート サーバーが配置されているコンピューター上のレポート サーバー Web サービスにアクセスし、レポートをパブリッシュできる十分な権限。

  • SQL Server のインスタンスにインストールされた AdventureWorks2008R2 サンプル データベース。

  • レポート サーバーにインストールされているレポート。このチュートリアルでは、サンプル レポート Company Sales 2008 を使用します。サンプル レポートの詳細については、「SQL Server Reporting Services Product Samples」(英語) を参照してください。

注意

サンプルはセットアップ中に自動的にインストールされませんが、いつでもインストールできます。サンプルのインストールの詳細については、「SQL Server のサンプルとサンプル データベースのインストールに関する注意点」を参照してください。

このチュートリアルの推定所要時間 : 30 分

作業内容

レッスン 1 : RDL スキーマ Visual Studio プロジェクトの作成

レッスン 2 : xsd ツールを使用して RDL スキーマからクラスを作成

レッスン 3 : レポート サーバーからのレポート定義の読み込み

レッスン 4 : プログラムによるレポート定義の更新

レッスン 5 : レポート サーバーへのレポート定義のパブリッシュ

レッスン 6 : RDL スキーマ アプリケーション (VB/C#) の実行

注意

チュートリアルを行うときは、ドキュメント ビューアーのツール バーに [次のトピック] ボタンと [前のトピック] ボタンを追加することをお勧めします。詳細については、「ヘルプへの [次のトピック] ボタンと [前のトピック] ボタンの追加」を参照してください。