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CColorDialog クラス

色の選択ダイアログ ボックスをアプリケーションに組み込むことができます。

class CColorDialog : public CCommonDialog

メンバー

6w6cd538.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifパブリック コンストラクター

名前

説明

CColorDialog::CColorDialog

CColorDialog オブジェクトを構築します。

6w6cd538.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifパブリック メソッド

名前

説明

CColorDialog::DoModal

色のダイアログ ボックスを表示し、フォントを選択できるようにします。

CColorDialog::GetColor

選択した色の値を含む COLORREF の構造体を返します。

CColorDialog::GetSavedCustomColors

ユーザーが作成したカスタム カラーを取得します。

CColorDialog::SetCurrentColor

指定した色に現在の色の選択を強制します。

6w6cd538.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifプロテクト メソッド

名前

説明

CColorDialog::OnColorOK

ダイアログ ボックスに入力された色を検証するためにオーバーライドします。

6w6cd538.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifパブリック データ メンバー

名前

説明

CColorDialog::m_cc

ダイアログ ボックスの設定をカスタマイズするために使用される構造体。

解説

CColorDialog オブジェクトは、ディスプレイ システムに対して定義された一連の色を一覧表示するダイアログ ボックスです。この一覧で特定の色を選択および作成できます。その後ダイアログ ボックスを閉じると、この色がアプリケーションに通知されます。

CColorDialog オブジェクトを構築するには、用意されているコンストラクターを使用するか、新しいクラスを派生させて独自のコンストラクターを使用します。

ダイアログ ボックスが構築されたら、m_cc 構造体の任意の値を設定または変更して、ダイアログ ボックスのコントロールの値を初期化できます。m_cc 構造体の型は、CHOOSECOLOR です。

ダイアログ ボックスのコントロールを初期化したら、ダイアログ ボックスを表示してユーザーが色を選択できるように、DoModal メンバー関数を呼び出します。DoModal は、ユーザーがダイアログ ボックスの [OK] (IDOK) ボタンと [キャンセル] (IDCANCEL) ボタンのどちらをクリックしたかを返します。

DoModal 関数が IDOK を返した場合は、入力された情報を取得するために CColorDialog メンバー関数の 1 つを使用できます。

Windows の CommDlgExtendedError 関数を使用すると、ダイアログ ボックスの初期化中にエラーが発生したかどうかを確認し、そのエラーについての情報を取得できます。

CColorDialog は、Windows Versions 3.1 以降で配布される COMMDLG.DLL ファイルを使います。

ダイアログ ボックスをカスタマイズするには、CColorDialog からクラスを派生し、独自のダイアログ テンプレートを作成します。さらに、外部のコントロールからの通知メッセージを処理するためにメッセージ マップを追加します。処理されないメッセージは基本クラスに渡されます。

フック関数のカスタマイズは必要ありません。

[!メモ]

フレームワークを使って、他の CDialog オブジェクトを淡色表示すると、インストールしたときに CColorDialog オブジェクトの背景色が淡色にならないことがあります。

CColorDialogの使い方の詳細については、「コモン ダイアログ クラス」を参照してください。

継承階層

CObject

CCmdTarget

CWnd

CDialog

CCommonDialog

CColorDialog

必要条件

ヘッダー: afxdlgs.h

参照

関連項目

CCommonDialog クラス

階層図

概念

MFC MDI サンプル

MFC の DRAWCLI サンプル