ドキュメント型宣言
XmlTextReader は DOCTYPE が整形式になるように取り計らいます。XmlTextReader は、ドキュメント型定義 (DTD) を使用して DOCTYPE が整形式かどうかをチェックしますが、DTD を利用したデータ検証は行いません。
注意
.NET Framework 2.0 では、XmlReaderSettings クラスと Create メソッドを使って XmlReader インスタンスを作成する方法を推奨しています。この方法に従えば、.NET Framework 2.0 で導入されたすべての新しい機能を利用できます。詳細については、「XML リーダーの作成」を参照してください。
DTD 情報へのアクセス
DOCTYPE ノードで Read を呼び出して、NodeType プロパティをチェックすると、XmlNodeType.DocumentType 列挙値が返されます。PublicLiteral と SystemLiteral は属性と見なされます。属性名は PUBLIC および SYSTEM です。属性のコンテンツを取得するには、GetAttribute または属性にアクセスする別のメソッドを使用します。たとえば、次の DOCTYPE があるとします。
<!DOCTYPE bookstore SYSTEM \\valid_url\books.dtd [<!ENTITY e 'ent'>]>
GetAttribute メソッドと Value プロパティから返される値を次の表に示します。
コード |
返される値 |
|---|---|
myReader.GetAttribute("SYSTEM") |
\\valid_url\books.dtd |
myReader.Value |
<!ENTITY e 'ent'> |