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CFileTime クラス

更新 : 2007 年 11 月

このクラスには、ファイルに関連付けられた日付値と時刻値を管理するメソッドが用意されています。

class CFileTime : 
   public FILETIME

解説

このクラスには、ファイルの作成、アクセス、および変更に関連付けられた日付値と時刻値を管理するメソッドが用意されています。このクラスのメソッドとデータは、相対時刻値を取り扱う CFileTimeSpan オブジェクトと共によく使用されます。

日付値と時刻値は、1601 年 1 月 1 日からの 100 ナノ秒間隔の数を表す 64 ビットの値です。これは、世界協定時刻 (UTC: Coordinated Universal Time) 形式です。

計算を単純化するために、次の静的な const メンバ変数が用意されています。

メンバ変数

100 ナノ秒間隔の数

Millisecond

10,000

Second

Millisecond * 1,000

Minute

Second * 60

Hour

Minute * 60

Day

Hour * 24

Week

Day * 7

メモ   ファイル システムによっては、作成時刻と最終アクセス時刻を記録できない場合や、記録方法が異なる場合があるため注意してください。たとえば、Windows NT FAT ファイル システムでは、作成時刻は 10 ミリ秒単位ですが、書き込み時刻は 2 秒単位です。アクセス時刻は 1 日単位、つまりアクセス日で表されます。NTFS では、アクセス時刻は 1 時間単位です。また、FAT では時刻は現地時間でディスクに記録されますが、NTFS では UTC でディスクに記録されます。詳細については、「File Times」を参照してください。

必要条件

ヘッダー : atltime.h

参照

参照

FILETIME

CFileTimeSpan クラス

階層図

その他の技術情報

CFileTime のメンバ

ATL/MFC の共有クラス