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Visual C++ ActiveX コントロールの再配布

更新 : 2007 年 11 月

Visual C++ 6.0 には、後で再配布する、アプリケーションで使用できる ActiveX コントロールが用意されています。これらのコントロールは、Visual C++ 2005 には含まれていません。Visual C++ 6.0 の使用許諾契約に従って、Visual C++ 2005 で開発されたアプリケーションと共にこれらのコントロールを再配布できます。

再配布できる Visual C++ 6.0 の ActiveX コントロールの一覧については、Visual C++ 6.0 製品 CD のディスク 1 の Common\Redist\Redist.txt を参照してください。

アプリケーションを配布する場合は、Regsvr32.exe を使用して、ActiveX コントロールの .ocx をインストールして登録する必要があります。また、現在のバージョンのシステム ファイルがターゲット コンピュータにインストールされていることを確認する必要があります。必要なシステム ファイルを次に示します。アスタリスク (*) が付いているファイルは、登録する必要があるファイルです。

  • Asycfilt.dll

  • Comcat.dll *

  • Oleaut32.dll *

  • Olepro32.dll *

  • Stdole2.tlb

これらの DLL がターゲット システムで使用できない場合は、対応するオペレーティング システムで定められた更新機構を使用して DLL を更新する必要があります。Windows オペレーティング システムの最新の Service Pack は、http:// からダウンロードできます。

アプリケーションで、データベースに接続する ActiveX コントロールを使用する場合は、Microsoft Data Access Components (MDAC) をターゲット システムにインストールしておく必要があります。詳細については、「データベース サポート ファイルの再頒布」を参照してください。

データベースに接続する ActiveX コントロールを使用するときは、ターゲット コンピュータにデータ ソース名をレプリケートする必要があります。レプリケーションは、ConfigDSN などの関数を使用してプログラムで行うことができます。

一部の再配布可能な ActiveX コントロールは、追加の依存関係を持っています。Visual C++ 6.0 製品 CD の Os\System フォルダに入っている各 .ocx ファイルに対しても .dep ファイルが作成されます。再配布する .ocx ファイルごとに、対応する .dep ファイルの 1 つ以上の USES エントリを探します。ファイルが一覧に表示されている場合は、ターゲット コンピュータにそのファイルが存在することを確認してください。.ocx ファイルを直接サポートするすべての DLL を登録する必要があります。Regsvr32.exe の実行が正常に終了するには、コントロールが静的に読み込むすべての DLL をターゲット コンピュータに用意しておく必要があります。さらに、依存関係として一覧に表示された DLL に対する .dep ファイルが Visual C++ 6.0 CD の Os\System フォルダ内にある場合は、その .dep ファイル内の USES エントリを調べる必要もあります。

参照

概念

Visual C++ ファイルの再配布