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CWinApp クラス

Windows のアプリケーション オブジェクトを派生させるための基本クラスです。

class CWinApp : public CWinThread

解説

アプリケーション オブジェクトはアプリケーション (および、各インスタンス) の初期化や、アプリケーションの実行のためのメンバー関数を提供します。

Microsoft Foundation Class を使った各アプリケーションは CWinApp から派生させたオブジェクトを 1 つだけ持つことができます。 このオブジェクトはほかの C++ のグローバル オブジェクトが構築されるときに構築され、Windows によって WinMain 関数が呼び出されたときには利用できるように準備されます。WinMain 関数は Microsoft Foundation Class ライブラリが用意します。 CWinApp 派生クラスのオブジェクトはグローバル レベルで宣言します。

CWinApp からアプリケーション クラスを派生したとき、アプリケーションのメイン ウィンドウ オブジェクトを作成するために InitInstance メンバー関数をオーバーライドします。

CWinApp のメンバー関数に加えて、Microsoft Foundation Class ライブラリには、以下に示すような CWinApp オブジェクトやほかのグローバル情報にアクセスするためのグローバル関数が用意されています。

  • AfxGetApp   CWinApp オブジェクトへのポインターを取得します。

  • AfxGetInstanceHandle   現在のアプリケーションのインスタンスへのハンドルを取得します。

  • AfxGetResourceHandle   アプリケーションのリソースへのハンドルを取得します。

  • AfxGetAppName   アプリケーション名を含む文字列へのポインターを取得します。 CWinApp オブジェクトへのポインターがあるときにアプリケーション名を取得するには、代わりに m_pszExeName を使います。

参照してくださいCWinApp:アプリケーション クラスの詳細については、CWinApp次の概要を含むクラス。

  • アプリケーション ウィザードで記述した CWinApp からの派生コード

  • アプリケーションの実行手順での CWinApp の役割

  • CWinApp のメンバー関数の既定の実装

  • CWinApp のキーであるオーバーライド可能な関数

m_hPrevInstance データ メンバーはなくなりました。 CWinApp の前のインスタンスの検出については、https://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja-jp;106385 のサポート技術情報「アプリケーションの前のインスタンスを特定する方法 (KB106385)」を参照してください。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

処理手順

方法: 再起動マネージャーのサポートを追加する

参照

CWinThread クラス

階層図

その他の技術情報

CWinApp のメンバー