print ステートメント

コンソールに文字列とそれに続く改行文字を送信します。

function print(str : String)

パラメーター

  • str
    省略可能です。 コンソールに送信する文字列。

解説

print ステートメントを使用すると、JScript コマンド ライン コンパイラ (jsc.exe) でコンパイルされた JScript プログラムからのデータを表示できます。 print ステートメントは、文字列をパラメーターとして受け取り、コンソールに送信して、文字列とそれに続く改行文字を表示します。

print ステートメントに渡す文字列にエスケープ シーケンスを使用すると、出力に書式を設定できます。 エスケープ シーケンスは、先頭に円記号 (\) が指定されている、アルファベットや数字で構成される文字の組み合わせです。 エスケープ シーケンスを使用して、キャリッジ リターンやタブ移動などの動作を指定できます。 エスケープ シーケンスの詳細については、String オブジェクトのトピックを参照してください。 コンソール出力の書式を詳細に制御する必要がある場合は、System.Console.WriteLine メソッドを使用できます。

print ステートメントは、JScript コマンド ライン コンパイラ (jsc.exe) では既定で有効になっています。 print ステートメントは ASP.NET では無効で、コマンド ライン コンパイラでは /print- オプションを使用して無効にできます。

出力先のコンソールがない (たとえば、Windows GUI アプリケーション) 場合、print ステートメントは、何も表示せずに失敗します。

print ステートメントからの出力は、コマンド ラインからファイルにリダイレクトできます。 プログラムの出力がリダイレクトされると予想される場合は、出力される各行の終わりに \r エスケープ文字を使用してください。 これにより、出力が正しい書式でファイルにリダイレクトされます。ただし、コンソールに表示される出力には影響しません。

使用例

print ステートメントの使用例を次に示します。

var name : String = "Fred";
var age : int = 42;
// Use the \t (tab) and \n (newline) escape sequences to format the output.
print("Name: \t" + name + "\nAge: \t" + age);

このスクリプトの出力は次のようになります。

Name:   Fred
Age:    42

参照

参照

/print

String オブジェクト

Console

概念

コマンド ライン プログラムからの表示