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ASP デバッグの設定エラー ダイアログ ボックス

更新 : 2007 年 11 月

このダイアログ ボックスは、ASP デバッグ時に構成エラーが発生すると表示されます。

詳細については、Microsoft サポート情報の Q258930「RB: Visual InterDev ASP Remote Debugging Fails from Windows NT 4.0 to Windows 2000 and from Windows 2000 to Windows NT 4.0」を参照してください。

このエラーは、次の表で説明するいずれかの原因で発生する場合があります。

  • サーバーでデバッグを有効にできない
    デバッガで、IIS (インターネット インフォメーション サービス) のデバッグを自動的に有効化できません。アプリケーションに対して手動によるサーバー デバッグの有効化を試みるには、IIS 管理ユーティリティ (MMC) を使用し、アプリケーションをアウトプロセスで動作するように設定します。

    現在は、デバッガの起動時にサーバー デバッグが自動的に有効になるようにオプションが設定されています。これらのオプションの設定をそのまま維持する場合は、[いいえ] をクリックします。これらのオプションをオフにするには、[はい] をクリックします。後者を選択した場合、作成する IIS アプリケーションのデバッガ オプションを手動で設定し、サーバー スクリプトをデバッグできるようにする必要があります。

  • デバッグのユーザー名またはパスワードが有効でない
    サーバー スクリプトをデバッグするには、このサーバーに対して管理者特権を持つ Windows ユーザーの名前とパスワードを指定する必要があります。このエラーは、指定した名前またはパスワードが認識されなかったこと、または指定したユーザーがデバッグ用の適切な権限を持っていないことを示しています。

  • サーバーを元の状態に復元するときにエラーが発生した
    デバッガは、デバッグ セッションが終了する際、IIS のデバッグ フラグをセッション開始時の状態に設定できませんでした。その結果、デバッガは有効のままで、IIS アプリケーションはアウトプロセスで動作するよう設定されたままになります。IIS 管理ユーティリティ (MMC) を使って、アプリケーションのデバッグとアウトプロセスのオプションを以前の状態に設定する必要があります。

  • サーバーがデバッグ用に設定されていない
    この IIS アプリケーションはデバッグが無効になっており、プロジェクトはデバッグを自動的に有効にするようには設定されていません。サーバー スクリプトに対してブレークポイントを設定したり、デバッグ機能を実行したりすることはできません。ただし、クライアント スクリプトはデバッグできます。

  • 自動デバッグ設定をオフにする
    デバッガがサーバーでデバッグを設定しようとして、エラーが発生しました。詳細についてはダイアログ ボックスに表示されます。デバッガで再びサーバーのデバッグを有効にしようと試みることはできます。ただし、エラー状態を解決しない限り、設定は再び失敗する可能性があります。エラーが発生し続ける場合は、サーバーでのデバッグを手動で有効にできます。

    デバッガによるデバッグの設定を引き続き試みる場合は、[はい] をクリックします。デバッガによる設定ではなく、手動でサーバーでのデバッグを有効にする場合は、[いいえ] をクリックします。

  • サーバーに対するインターネット インフォメーション サービス管理オブジェクトを作成できない
    デバッガを使う場合は、デバッグ対象の IIS アプリケーションをアウトプロセスで実行する必要があります。このエラーは、デバッガが、インプロセスの IIS アプリケーションがアウトプロセスで動作するように変更できなかったことを示しています。解決策としては、デバッガを開始する前に、IIS 管理ユーティリティ (MMC) を使って、アプリケーションをアウトプロセスで動作するように設定します。

    現在は、デバッガの起動時にサーバー デバッグが自動的に有効になるようにオプションが設定されています。これらのオプションの設定をそのまま維持する場合は、[いいえ] をクリックします。これらのオプションをオフにするには、[はい] をクリックします。後者を選択した場合、作成する IIS アプリケーションのデバッガ オプションを手動で設定し、サーバー スクリプトをデバッグできるようにする必要があります。

  • サーバーで Microsoft Transaction Server 管理オブジェクトを作成できない
    デバッガは、MTS パッケージを作成して、Web アプリケーションにデバッガをアタッチできるようにします。このエラーは、デバッガがパッケージを作成できなかったことを示しています。次の原因が考えられます。

    • 現在のユーザーが、MTS に対する適切なアクセス許可を持っていません。

    • MTS がサーバーに正しくインストールされていません。

    • Microsoft Transaction Server の一部が破損しています。MTS をインストールし直してください。

    • コンピュータで ASP のデバッグのための設定が行われていません。詳細については、「Web ページのデバッグの概要」を参照してください。

    現在は、デバッガの起動時にサーバー デバッグが自動的に有効になるようにオプションが設定されています。これらのオプションの設定をそのまま維持する場合は、[いいえ] をクリックします。これらのオプションをオフにするには、[はい] をクリックします。後者を選択した場合、作成する IIS アプリケーションのデバッガ オプションを手動で設定し、サーバー スクリプトをデバッグできるようにする必要があります。

  • サーバー上にプロジェクトが見つからない
    デバッガが、プロジェクトのアプリケーション ルートを発見できませんでした。次の原因が考えられます。

    • プロジェクトがサーバーから削除されています。この場合は、デバッグを続けることはできません。

    • プロジェクトのアプリケーション ルートが破壊されています。この場合は、IIS 管理ユーティリティを使って新しいアプリケーション ルートを作成できます。

    現在は、デバッガの起動時にサーバー デバッグが自動的に有効になるようにオプションが設定されています。これらのオプションの設定をそのまま維持する場合は、[いいえ] をクリックします。これらのオプションをオフにするには、[はい] をクリックします。後者を選択した場合、作成する IIS アプリケーションのデバッガ オプションを手動で設定し、サーバー スクリプトをデバッグできるようにする必要があります。

  • サーバーが見つからない
    デバッグ対象のプロセスを実行するサーバーが見つかりません。サーバーを確認してください。

  • サーバーから現在のデバッグ設定を取得できない
    デバッガは、IIS アプリケーションの現在のデバッグ設定を読み取ることができませんでした。デバッグのセットアップ プロセスの実行中にサーバーが利用できなくなると、この状況が発生する場合があります。サーバーが動作していることを確認した後、デバッガを再び開始します。

参照

概念

ASP.NET デバッグの概要

ASP.NET トレースの概要