Team Foundation バージョン管理のスクリプトおよびコマンド ファイル
更新 : 2007 年 11 月
コマンド プロンプトで Team Foundation バージョン管理の複数のコマンドをアセンブルして実行するには、コマンドをコマンド ファイルにリダイレクトするか、複数のコマンドをバッチ ファイルまたはスクリプトに記述します。
コマンド ファイル: コマンド グループの作成
コマンド ファイルを使用すると、個々のコマンドを連続して実行するより迅速に複数のコマンドを実行できます。この理由は、コマンド ファイルでは、アプリケーション層サーバーへの単一の接続を再利用して tf の 1 つのインスタンスだけを作成するためです。
コマンド ファイル スイッチは、アット マーク (@) です。tf を使用してコマンド ファイルを呼び出すには、次の構文を使用します。
tf @commandfilename.tfc argument1 argument2 …
次の例は、ファイル buildcommands.tfc 内で追加手順を探すように Team Foundation に指示します。次のように入力されていると、この例では、Team Foundation バージョン管理 サーバーから 314.cs の最新バージョンを取得し、それをワークスペースにチェックアウトして c:\newbranch\ に分岐し、変更を Team Foundation バージョン管理 サーバーにコミットします。
c:\projects>tf @buildcommands.tfc 314.cs c:\newbranch\
buildcommands.tfc の内容:
get %1
checkout %1
branch %1 %2
checkin
コマンド ファイル スイッチを指定した場合は、必要な数だけ引数を指定できます。引数で、コマンド ファイル内のコマンドに値を設定します。標準的な引数には、ファイル名、パス、ログイン名、コメント、バージョン指定などがあります。
コマンド プロンプトの対話機能の抑制と復元
既定では、コマンド ファイルは対話型ではありません。undo のような多くのコマンドでは、コマンド ライン アプリケーション tf を使用して実行すると既定値として対話モードが使用されます。Team Foundation の個々のコマンドを実行している場合は、/noprompt フラグを指定すると、警告メッセージを回避して、そのようなコマンドを非対話型で実行できます。コマンド ファイル内では、/noprompt が暗黙に含められます。
サンプル コマンド ファイル
次のコマンドを実行すると、Team Foundation は BuildProject.tfc を解析し、ワークスペース HumongousInsurance 2.3 を作成します。次に、HumongousInsurance プロジェクトの最新のバージョンを取得し、新しいバージョンを Humongous Insurance V2.3 に分岐して、新しいバージョンにラベルを付けます。新しいビルドごとに、プロジェクト名、新しいビルドのバージョン番号、およびローカル ディレクトリを指定してコマンド ファイルを実行するだけです。
c:\>tf @BuildProject.tfc HumongousInsurance 2.3 c:\projects
BuildProject.tfc の内容:
cd %3
rem Change the current directory from whatever it is to the project folder.
workspace /new /s:TeamServer2 /user:UNO\juan %1BuildWS%2
rem Create a new workspace on the TeamServer2 server as user UNO\juan.
rem Assign a name to the workspace that concatenates the first command line argument (%1) + "BuildWS" + the second command line argument (%2)
get %1 /recursive
rem retrieve the latest version of the first command line argument.
branch %1 %1V%2
checkin /comment:”This is build v%2 of %1”
label %1Build%2 /category:builds /comment:”%1 Build %2” %1V%2
workspace /delete %1BuildWorkspace%2