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方法 : VCBUILD でマルチプロセッサ ビルドを実行する

更新 : 2007 年 11 月

VCBUILD を使用すると、コマンド ラインからマルチプロセッサ ビルドを実行できます。このユーティリティを使う利点は、Visual Studio がコンピュータにインストールされていなくてもプロジェクトをビルドできるという点です。

VCBUILD ユーティリティに対して /M オプションを付けると、マルチプロセッサ ビルドがアクティブになります。

VCBUILD を使用してマルチプロセッサ ビルドを実行するには

  1. コマンド ウィンドウを開きます。

    17028swy.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    VCBUILD を実行するには、このユーティリティが格納されているディレクトリ パスを PATH 環境変数に追加する必要があります。

  2. コマンド プロンプトで、次のコマンドを使用してプロジェクトをビルドします。

    vcbuild /M<number> [options] [project|solution] [configuration]
    

    <number> には、同時に実行するビルドの数を指定します。

使用例

VCBUILD ユーティリティを使用したマルチプロセッサ ビルドの例を次に示します。この例は、Console1 と Console2 の 2 つのマネージ コンソール アプリケーションから成る、MultiprocExample という名前の新しいソリューションがサンプル ディレクトリ (C:\MyExamples) に作成されていることを前提としています。

Console1 と Console2 のマルチプロセッサ ビルドを、いずれもデバッグ構成で実行するには、次のコマンドを使用します。2 つのプロジェクトを同時に実行するため、/M2 オプションが指定されています。

C:\>vcbuild /M2 "C:\MyExamples\MultiprocExample\Console1\Console1.vcproj" Debug "C:\MyExamples\MultiprocExample\Console2\Console2.vcproj" Debug

参照

処理手順

方法 : マルチプロセッサ ビルドを IDE で実行する

方法 : DEVENV コマンド ライン スイッチでマルチプロセッサ ビルドを実行する