方法 : 項目を除去、削除、除外する

ソリューション エクスプローラーでソリューション、プロジェクト、およびフォルダーから項目を削除する手順は簡単です。 ただし、項目を削除した結果はプロジェクトの種類によって異なります。ファイル自体が削除される場合もあれば、ファイルは残したままプロジェクト内の項目だけが削除される場合や、プロジェクトやソリューションから一時的に除外されるだけの場合もあります。 プロジェクトのファイル管理に関する一般的な情報については、「プロジェクトにおける項目の管理」を参照してください。

削除、除外の各コマンドは、それぞれ異なるレベルでプロジェクトやソリューションに対する項目の関連付けを解除します。

目的

使用するコマンド

物理的なファイルは残したまま、ソリューション、プロジェクト、またはフォルダーに対する項目の関連付けを解除する

[削除]

ソリューション、プロジェクト、またはフォルダーのファイル項目だけでなく、物理的なストレージのファイルも完全に消去する

削除

プロジェクトに対する項目の関連付けを一時的に解除する

Exclude

ソリューションに対するプロジェクトの関連付けを一時的に解除する

アンロード

ソリューション エクスプローラーでプロジェクトまたは項目を選択すると、それに合わせて、開発環境で使用できるメニューおよびコマンドも変化します。 特定のコマンドによって実行されるアクションは、プロジェクトの作成に使用したプロジェクト テンプレートによって異なる場合があります。 選択したプロジェクト テンプレートに固有の詳細については、「[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックス」を参照してください。

削除

Visual C++ など、項目をリンクとして管理するプロジェクトでは、項目をプロジェクトから除去できます。 この場合は、ソリューション エクスプローラーから項目が削除されて、項目のファイルとプロジェクトとの関連付けは解除されますが、項目のファイルがストレージから完全に削除されることはありません。 Web プロジェクトなど、項目をファイルとして管理するプロジェクトでは、除去コマンドはサポートされません。

項目またはプロジェクトを除去するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、削除する項目を選択します。

  2. [編集] メニューの [削除] をクリックします。

項目の削除

項目をファイルとして管理するプロジェクト (Web プロジェクトなど) や、ファイルとリンクを組み合わせて項目を管理するプロジェクト (Visual Basic、Visual C# など) の場合、項目をプロジェクトから削除できます。 この場合は、ソリューション エクスプローラーから項目が削除されるだけでなく、項目のファイルもストレージから完全に削除されます。 項目をリンクとして管理するプロジェクトでは、削除コマンドはサポートされません。

項目を完全に削除するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、削除する項目を選択します。

  2. [編集] メニューの [削除] をクリックします。

項目の除外

除外 を使用すると、項目をプロジェクト ビルドから一時的に除外しておくことができます。 ファイルを除外した後も、[すべてのファイルを表示] をクリックして、ソリューション エクスプローラーで表示させることができます。 項目をプロジェクトから除外できるのは、項目をファイルとして管理するプロジェクトと、項目をファイルとリンクを組み合わせて管理するプロジェクトです。

すべてのプロジェクトでプロジェクト項目をビルドから除外できるわけではありません。 Visual C++ プロジェクトやその他の参照ベースのプロジェクトの参照を除外する方法と、Visual Basic や Visual C# プロジェクトのファイルへのリンクを除外する方法は、多少異なります。

また、アンロード コマンドを使用すると、すべてのコンテンツを含むプロジェクト全体をソリューションから削除できます。 詳細については、「方法 : プロジェクトをアンロードして再読み込みする」を参照してください。

ディレクトリ ベースのプロジェクト (Web プロジェクトなど) や、混合モデルのプロジェクト (Visual Basic、Visual C# など) に含まれる物理的なプロジェクト項目は、[プロジェクトから削除] コマンドを使用することでプロジェクトから一時的に削除できます。

ファイルを表す項目を一時的に除外するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、除外する項目を選択します。

  2. [プロジェクト] メニューの [プロジェクトから削除] をクリックします。

除外したファイルをプロジェクトに含めるには、[プロジェクトに含める] コマンドを使用します。

ファイルを表す項目を導入するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、[すべてのファイルを表示] をクリックします。 このコマンドのボタンは、次のように表示されます。

    SolutionExplorerShowAllFilesSymbol スクリーンショット

  2. 項目を選択します。

  3. [プロジェクト] メニューの [プロジェクトに含める] をクリックします。

配置プロジェクトからの項目の除外

配置プロジェクトから項目を除外するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、除外するファイルを選択します。

  2. ソリューション エクスプローラーのツール バーで、[プロパティ] をクリックします。

  3. [プロパティ] ウィンドウで、[Exclude] プロパティを [True] に設定します。

他の手順については、「方法 : 配置プロジェクトから項目を除外する」を参照してください。

注意

Windows エクスプローラーでファイルをプロジェクト ディレクトリに追加しても、そのファイルは自動的にはプロジェクトに追加されません。プロジェクト ディレクトリに追加したファイルは、ソリューション エクスプローラーの [すべてのファイルを表示] ビューに表示されます。このファイルをプロジェクトに追加するには、[プロジェクト] メニューの [プロジェクトに含める] をクリックする必要があります。

プロジェクトのアンロード

ソリューションからプロジェクトを一時的にアンロードするには

  1. ソリューション エクスプローラーで、アンロードするプロジェクトを選択します。

  2. [プロジェクト] メニューの [プロジェクトのアンロード] をクリックします。

    注意

    ソリューションがソリューション エクスプローラーに表示されていないと、[プロジェクトのアンロード] は使用できません。 このコマンドを有効にするには、[全般] ([オプション] ダイアログ ボックス - [プロジェクトおよびソリューション])[常にソリューションを表示] を選択します。

参照

処理手順

方法 : プロジェクトをアンロードして再読み込みする

方法 : プロジェクト出力グループからファイルを除外する

概念

ソリューション エクスプローラーの使用

プロジェクトにおける項目の管理