Visual C++ 2005 で使用を推奨されていないコンパイラオプション

Visual C++ 2005 では、次のコンパイラオプションは、使用を推奨されないものとしてマークされています。これらのコンパイラオプションは、現在のリリースでは引き続きこれまでどおりに機能しますが、将来のリリースで削除される場合があります。

解説

次のコンパイラオプションは使用が推奨されなくなりました。

推奨されないオプション	代替オプション	詳細については
/clr:noAssembly	/LN (MSIL モジュールの作成)	/clr (共通言語ランタイムのコンパイル)
/Fr	/FR	/FR、/Fr (.sbr ファイルの作成)
/Ge	なし	/Ge (スタックプローブの有効化)
/GX	/EH (例外処理モデル)	/GX (例外処理の有効化)
/GZ	/RTC (ランタイムエラーチェック)	/GZ (スタックフレームのランタイムエラーチェックの有効化)
/H	なし	/H (外部名の長さの制限)
/Og	/O1、/O2 (プログラムサイズ、実行速度)	/Og (グローバルの最適化)
/QIfist	コンパイラオプションは必要ありません。浮動小数点型から整数型への変換処理の速度が飛躍的に向上しました。丸めについては、/QIfist で、fistp 命令が生成され、何らかのアンビエントな丸めモードが変換に使用されます。これを実行するルーチンを次に示します。 `int ftol_ambient(double d) { int i; __asm { fld d fistp i } return i; }`	/QIfist (_ftol を呼び出さない)
/V	なし	/V (バージョン番号)
/Yd	/Z7、/Zi、/ZI (デバッグ情報の形式)	/Yd (デバッグ情報のオブジェクトファイルへの取り込み)
/Ze	なし	/Za、/Ze (言語拡張機能の無効化)
/Zg	なし	/Zg (関数プロトタイプの生成)