Visual Studio の国際対応プロジェクト
Visual Studio では、ファイル、プロジェクト、およびソリューションの Unicode 形式での保存をサポートしています。 Unicode 形式での保存を選択する場合は、次の問題に留意する必要があります。
配置プロジェクト
配置プロジェクトは Unicode のファイルやプロジェクト名をサポートしていません。 プロジェクト名はすべて、配置プロジェクトで指定されたコードページに変換されます。 詳細については、「方法 : 配置プロジェクトを作成または追加する」を参照してください。
インストール
Visual Studio は、システム既定のロケールが Visual Studio の UI 言語と一致しているシステムか、その UI 言語を含んでいるシステムにインストールする必要があります。
サポートされているシナリオは次のとおりです。
Visual Studio の言語 |
OS の言語 |
---|---|
英語 |
任意の言語の OS |
簡体字中国語 |
簡体字中国語 |
繁体字中国語 |
繁体字中国語 |
フランス語 |
西ヨーロッパ言語 |
ドイツ語 |
西ヨーロッパ言語 |
イタリア語 |
西ヨーロッパ言語 |
日本語 |
日本語 |
韓国語 |
韓国語 |
スペイン語 |
西ヨーロッパ言語 |
Unicode ファイル名
ファイルに Unicode データが含まれている場合は、Unicode ファイル形式で保存することを求める警告が表示されます。 Visual Studio がファイル内で Unicode データを検出できなかった場合は、警告は表示されません。 この場合でも、ファイルを Unicode 形式で保存しておけばデータの損失は免れますが、Unicode 形式で保存しない場合は文字が最も近い種類の別の文字に変換されるため、データが失われる可能性があります。
Visual C++
Visual C++ は ANSI ファイル形式または MBCS ファイル形式だけをサポートします。 プロジェクトまたはファイル名の非 ASCII 文字はサポートされません。 (C++ のドキュメントを参照してください。)
Visual SourceSafe
Visual SourceSafe は Unicode 形式をサポートしません。 ファイルやプロジェクトを Unicode で保存した場合は、それらのファイルはバイナリ形式としてチェックインする必要があります。 Visual SourceSafe では、Unicode または UTF-8 テキスト ファイルがサポートされません。
Web アプリケーション プロジェクト
Web アプリケーション プロジェクトは Unicode プロジェクト名で保存できます。UTF-8 の URL は Internet Information Services 6.0 以降でサポートされます。 Internet Information Services 5.0 以前のバージョンでは、プロジェクト名の文字は、配置するサーバーのコードページに含まれている必要があります。