FormatDateTime 関数 (Visual Basic)

更新 : 2007 年 11 月

日時の値を表す文字列式を返します。

Function FormatDateTime(
   ByVal Expression As DateTime,
   Optional ByVal NamedFormat As DateFormat = DateFormat.GeneralDate
) As String

パラメータ

  • Expression
    必ず指定します。書式を変換する日付 (Date) を指定します。

  • NamedFormat
    省略可能です。使用されている日付または時刻形式を表す数値を指定します。この引数を省略すると、DateFormat.GeneralDate が指定されます。

設定

引数 NamedFormat の設定値は次のとおりです。

定数

説明

DateFormat.GeneralDate

日付か時刻、または両方を表示します。日付部を短い形式で表示します。時刻部がある場合は、時刻を長い形式で表示します。両方ある場合は、両方とも表示します。

DateFormat.LongDate

[地域のオプション] で指定されている長い形式で日付を表示します。

DateFormat.ShortDate

[地域のオプション] で指定されている短い形式で日付を表示します。

DateFormat.LongTime

[地域のオプション] で指定されている形式で時刻を表示します。

DateFormat.ShortTime

24 時間形式 (hh:mm) で時刻を表示します。

例外

例外の種類

エラー番号

条件

ArgumentException

5

NamedFormat の設定が有効ではありません。

非構造化エラー処理を使用する Visual Basic 6.0 アプリケーションをアップグレードする場合は、"エラー番号" の列を参照してください(エラー番号を Number プロパティ (Err オブジェクト) と比較することもできます)。ただし、可能であれば、このようなエラー制御は Visual Basic の構造化例外処理の概要 に置き換えることを検討してください。

解説

日付データ型 (Date) には、常に日付と時刻の両方の情報が含まれます。型変換のために、Visual Basic は 1/1/1 (西暦 1 年 1 月 1 日) を日付の基準値と見なし、00:00:00 (午前 0 時) を時刻の基準値と見なします。日付型 (Date) の値を日時の文字列として書式設定する場合、FormatDateTime は結果の文字列に基準値を含めません。たとえば、#1/1/0001 9:30:00# を文字列に変換すると、結果は "9:30:00 AM" となり、日付情報が省略されます。ただし、元の日付型 (Date) の値には日付情報が残っており、DatePart などの関数を使って復元できます。

a912f2a0.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

引数 Expression を String リテラルとして渡す場合、FormatDateTime はアプリケーションの CurrentCulture 設定に基づいて、この引数を解釈します。ただし、引数を Date リテラルとして渡す場合は、FormatDateTime が必ず English (US) カルチャに基づいて Date リテラルを解釈するため、#mm/dd/yyyy# の形式を使用してください。1 つのカルチャの Date リテラルを使用して開発およびコーディングされたアプリケーションを別のカルチャのプラットフォームで実行した場合には、Date リテラルが正しく解析されないことがあるため、この形式にする必要があります。

使用例

FormatDateTime 関数の使用例を次に示します。

' English (US) format.
Dim TestDate As DateTime = #3/12/1999#

' FormatDateTime returns "Friday, March 12, 1999".
' The time information is neutral (00:00:00) and therefore suppressed.
Dim TestString As String = FormatDateTime(TestDate, DateFormat.LongDate)

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic

モジュール : Strings

アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

参照

参照

FormatCurrency 関数 (Visual Basic)

FormatNumber 関数 (Visual Basic)

FormatPercent 関数 (Visual Basic)

ArgumentException

DatePart 関数 (Visual Basic)

文字列操作の概要