[署名] ページ (プロジェクトデザイナ)

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

アプリケーションマニフェストや配置マニフェストに署名したり、アセンブリに署名 (厳密な名前の署名) したりするには、プロジェクトデザイナの [署名] ページを使用します。

アセンブリマニフェストおよび配置マニフェストの署名とアセンブリの署名は、どちらも [署名] ページで行いますが、そのプロセスは異なります。

また、マニフェストの署名とアセンブリの署名では、キーファイル情報のストレージも異なります。マニフェストの署名では、キー情報は、コンピュータの暗号格納データベースと共に現在のユーザーの Windows 証明書ストアにも格納されますが、アセンブリの署名では、コンピュータの暗号格納データベースだけに格納されます。

[署名] ページを表示するには、ソリューションエクスプローラでプロジェクトノードを選択し、[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。プロジェクトデザイナが表示されたら、[署名] タブをクリックします。

アプリケーションマニフェストと配置マニフェストの署名

[ClickOnce マニフェストに署名する]
公開キーと秘密キーのペアを使ってアプリケーションマニフェストと配置マニフェストに署名するには、このチェックボックスをオンにします。リソースを追加する方法の詳細については、「方法 : アプリケーションマニフェストおよび配置マニフェストに署名する」を参照してください。
[ストアから選択]
現在のユーザーの個人用証明書ストアで既存の証明書を選択できます。
[ファイルから選択]
既存のキーファイルで証明書を選択できます。
[テスト証明書の作成]
テスト用の証明書を作成できます。
[タイムスタンプサーバーの URL]
シグネチャにタイムスタンプを付加するサーバーのアドレスを指定します。証明書を提供すると、この外部サイトでアプリケーションの署名時刻が検証されます。

アセンブリの署名

[アセンブリの署名]
アセンブリに署名し、厳密な名前付きのキーファイルを作成するには、このチェックボックスをオンにします。プロジェクトデザイナを使用したアプリケーションの署名の詳細については、「方法 : アセンブリに署名する (Visual Studio)」を参照してください。

このオプションでは、Windows Software Development Kit (SDK) に用意されている Al.exe ツールを使用してアセンブリに署名します。Al.exe の詳細については、「方法 : 厳密な名前でアセンブリに署名する」を参照してください。
[厳密な名前のキーファイルを選択してください]
アセンブリの署名に使用する新規または既存の厳密な名前のキーファイルを指定します。[厳密な名前キーの作成] ダイアログボックスを使用して新しいファイルを作成するには、[<新規作成...>] をクリックします。パスワードを指定した場合は、.pfx ファイルが作成され、パスワードを指定しない場合は、.snk ファイルが作成されます。既存のキーファイルを選択するには、[<参照...>] をクリックします。
[パスワードの変更]
[キーパスワードの変更] ダイアログボックスを表示し、キーファイルのパスワードを変更するには、このボタンをクリックします。パスワード情報は、現在のユーザーの Windows 証明書ストアに格納されます。
[遅延署名のみ]
このチェックボックスをオンにすると、遅延署名が有効になります。詳細については、「方法 : アセンブリに遅延署名する (Visual Studio)」を参照してください。

遅延署名されたプロジェクトは実行されず、デバッグできません。ただし、厳密名ツール (Sn.exe) で -Vr オプションを指定すると、開発時に検査をスキップできます。